山ピーで「あしたのジョー」実写映画化
3月8日7時52分配信 サンケイスポーツ
伝説的人気漫画「あしたのジョー」が40年ぶりに実写映画化され、NEWSの山下智久(24)が主人公の矢吹丈を演じることが7日、分かった。もともと ボクシング好きの山下は「偉大な作品を傷つけないよう、自分にできることをすべて一生懸命やります」と誓い、トレーニングを本格化。来年初春の公開予定 で、「ピンポン」で知られる曽利文彦監督(45)がメガホンを執り、ジョーをボクサーに育てる丹下段平は香川照之(44)が演じる。
昭和を代表する不朽の名作コミックに、平成のアイドル山ピーが挑む。
「あしたの-」は「巨人の星」などの故梶原一騎さんが高森朝雄名義で原作を手がけ、ちばてつや氏(71)の作画で1968年から6年にわたり「週刊少年 マガジン」で連載。誌上でジョーのライバル、力石徹が死んだ際には本物の葬儀が行われるなど“社会的現象”となり、累計売り上げが2000万部に達した超 人気漫画だった。
70~71年にフジテレビ系、80~81年に日本テレビ系でアニメ化され、80年と81年には劇場版アニメが全国の映画館で公開。70年には俳優、石橋正次(61)の主演で実写映画化もされた。
40年ぶりの実写化実現に約5年前から動いたTBSの伊與田英徳プロデューサー(42)は、「少年が自分の力で立ち上がっていく青春ストーリーは、現代の若者にも見てほしい」と企画意図をアツく語る。
山下はもともとボクシング好きで、20歳ごろから仕事の合間にトレーニングの一貫でジムに通っていたほど。まさにジョー役が“宿命”づけられたかのよう だ。その運動能力に加え、放送中の「コード・ブルー」など「フジ月9」の主演をはれる人気と演技力から、約1年前にオファーした伊與田氏は「山下くんでな いと成り立たない企画」とキッパリ。
先月中旬、初顔合わせを行った際、即興で山下が打ち、段平役の香川が受ける形でシャドーボクシングをスタッフに披露してみせた。「『オー』と歓声が上がったほど、すでに形ができていた」と伊與田氏。
監督はCGの専門家として知られ、映画「ピンポン」(02年)をヒットさせた曽利文彦氏。演者の肉体表現と最新CGとの融合で、ジョーの得意技クロスカウンターをリアルによみがえらせる。
ストーリーは力石との死闘がクライマックスとなる。段平がジムを開く泪橋などの主要舞台は、東京近郊に5000平方メートルのセットを組み再現。3月下旬にクランクインし、年明けには公開見込み。往年の原作ファンから、原作を知らない若者までKOだ!!
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